春で、しかも世間はコロナ騒ぎで、気分が上がらず鬱っぽくなってる方もいるかもしれません。
世間でうつ病と診断されてる方は多く、全部が全部そうとは限りませんが、スピリチュアル的に見ると、もしかしたらそれは病気ではないかもしれません。
私も何度かうつを経験していますが、経験的に分かった事があります。
それは、「自分を内観する時期にくると、うつっぽくなる」という事です。
「内観」とは、「自分を深く顧みる」という、心理学でも使われる言葉ですが、
人から言われて傷ついた言葉や、人と話していて心がザワザワした時に、
なぜ私は嫌なのか?なぜこの事でイライラしたり、怒ったりしたのか?
なぜ私は苦しいのか?辛いのか?傷ついたのか?
と、ひとつひとつ自分と向き合うのです。
内観が始まると人はこうなる
内観する時期にくると、私は必ずうつになります。
仕事もできないし、(仕事もこのような時期にはこないですね。)人とも話せません。何もする気にならず、ひたすら自分との対話ですね。
逆にうつっぽくならないと、内観もできないんでしょうね。元気な時は自分を顧みず、仕事や雑事に一生懸命になってしまいますから。
内観は非常に辛い作業です。自分の嫌な面に気づかなくてはならないからです。
だけど恐れずに内観し続けると、
「自分が抱えてきたいらない考え」に気づきます。気づくと、それは手放せるのです。
私がうつになり、ひたすら内観して手放してきた考えのひとつに、「お金への執着」があります。
内観してわかった、私が本当に求めていた事
私はエステティシャンとしてお勤めにでてから、2年目くらいに独立しました。大変ありがたい事に、本当にたくさんのお客様に恵まれました。
ですが、最初は楽しかったエステティシャンの仕事が、どんどん苦痛になっていきました。体力がもたず、育児との両立は大変なものでした。
疲れて家事もできず、まだ赤ちゃんの我が子にあたりちらしました。お金は稼げていたのに、私の心はストレスでいっぱいでした。
「エステティシャンとして成功したはずなのに、どうしてこんなに辛いんだろう」
漠然と気づいていたのに、自分との対話を無視して、無理して仕事をやり続けた結果、パニック障害とうつになりました。
仕事ができなくなり、どんどんお客様も、減っていき、私の内観の旅が始まったのです。
お金への執着と、自分のキャリアを手放す
お金を稼ぎたくて、エステティシャンとして成功したくて、それまでたくさんのお金と時間を投資してきたので、エステティシャンのキャリアを手放したくなかった私。
パニックとうつにならなければ、気づかなかったでしょう。「私が欲しかった幸せは、子供とたくさんの時間を過ごす事だ」という事に。
イライラして子供にあたりちらすより、余裕のある笑顔の私でいたい。
スピリチュアルヒーラー として活動したい思いもあり、エステティシャンの仕事を大幅に減らして、子供との時間をとるようにしました。
お金に執着している自分、人から求められたい、認められたい、の承認欲求を抱えた自分を見るのは本当に辛かったです。
だけどそれをみて、受け容れる。とことん受け容れる。
こんな自分もいるんだ、こんな自分も、自分なんだって。
そうやってひとつひとつ、自己受容を進ませていくと、自分がもっと好きになり、自分を満足させてあげるようになりました。
そして、エステティシャンの仕事も、嫌じゃない事に気づきました。好きな仕事なんだと。好きなのに、無理してやりすぎたんだと。
内観のくせをつけて、新しい自分に
私のようにうつになったりする前に、できれば普段から内観するくせをつけといた方が、うつにならなくてもすむかもしれないですね。
人間って、どうしてもやらなくてはならない事に一生懸命になるし、理想に向かってがむしゃらに頑張るものですが、
もし、人から何が言われて傷ついたり、なんかモヤモヤしたりしたり、いつもいつも漠然とした不安を抱えていたら、それは内観のチャンス!
どうして私は苦しいんだろうって、自分と対話してみてくださいね。
あなたが思い込んでいた、いらない思いや、見たくなかった自分に気付けます。
気付いたらそれを全部受け容れてください。どんなにドロドロな自分でもです。
こんな自分は嫌だ!!と、泣いてもいい。思い切り泣いてください。だけど、それでも受け容れてください。
あなたにしか受け容れられない、あなたなのですから。するとまた、新しい自分に出会えます。
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