
感謝を感じてゆくと、感謝が引き寄せられる
大切な感情、「感謝」「ありがたみ」
感謝は大切だと、思わない人はおそらく1人もいないと思いますが、
実際に日常生活で、感謝を感じられる時が、どれだけあるでしょうか?
感謝の波動を発すると、それが言葉や、態度へと表現されてゆき、
周りの人にも良い影響を及ぼし、人間関係が良好になってゆくと言われています。
誰かに、「ありがとう」と言われて、嫌な気持ちになる人はいませんよね。
ありがとうと言われたその人は、また別の人に、「ありがとう」を渡してゆき、
それが周囲に広がっていき、循環していきます。
人は、やって貰ったことを、自分もやってもらおうとします。
感謝をすると、それが自分に返ってきて、
感謝したい出来事が、引き寄せられるとも言われています。
引き寄せには時間がかかったとしても、
ありがとうと言っただけで、すぐに目の前の人から笑顔が返ってくる。
これだけでも自分が満たされる行為ですよね。
感謝を感じることの難しさ
ですが、感謝は意外にも難しい行為です。
特に苦しい時は、苦しみに没頭しているので、
感謝をするのが難しくなっている状況になります。
感謝というのは、「意識的に選択する意識、行為」です。
意識して、自発的に、思い出してゆかないと、すぐに忘れていく、そういうものです。
ですので、普段から訓練のようにやっていけるといいのです。
人はどうしても、今あるものを、当たり前だと思ってしまいます。
少し時間をとって、今日常にあるものを、
実は当たり前のものではないことを、思い出してみて、
ノートなどに書いてみる事も、いいかもしれません。
それは、時間をとって、感謝できるものを、「探してゆく」行為です。
例えば、
今、呼吸をしていること。
目が見える、耳が聞こえること。小鳥のさえずり、子供の声が聞こえること。
キラキラ光る太陽が見えること。
疲れるかもしれないけれど、仕事があること。
お腹が空いたら、食べるものがあること。
今飲んでいるコーヒーが、美味しいと感じられる。
手足が動き、歩くことができる。
こんな小さなことからも、感謝を意識的に選択して、感じることができるのです。
日常的に感謝をする習慣がつくと、苦しい状況の中でも、感謝を見出すのが容易になります。
感謝は、愛が形を変えたものである
今、これを読んでいる方の中には、
苦しくて、八方塞がりの方もいらっしゃるかもしれません。
感謝などできないと、絶望的になっている方もいらっしゃることでしょう。
ですが、どんなに苦しい状況からでも、感謝という意識、行為を、選択することはできます。
これは、「感謝をしなさい」という、道徳的な事を言いたいのではありません。
感謝は、愛です。他者に向ける感謝でも、自分に向ける感謝でも、それは紛れもなく、
「愛」なのです。
感謝の言葉、行為、態度は、愛が人間にわかりやすいように表現されたものなのです。
そしてその愛は、どんなに与えても、与えても、尽きることはありません。
お金のように、使ったらなくなることはありません。
むしろ、使えば使うほど、与えれば与えるほど、循環して大きく返ってきて、
どんどん増えてゆくものなのです。
その、感謝という愛を、どうぞご自身に向けてあげてください。
苦しくても、辛くても、こうして精一杯生きている、生きてきた自分に。
「ありがとう」と、感謝の気持ちを込めながら、労ってみましょう。
耐えてきた自分、困難に立ち向かった自分を、誇りに思いましょう。
感謝という愛を、たくさん自分に与えてあげましょう。
人間には、どんなに苦しくても、絶望しても、前に進もうとするパワーがあります。
その時、感謝という愛は、大きなサポートになってくれるでしょう。
あなたが自分だけの人生を生きた証が、自分への感謝で明らかになってゆくのです。
何も感謝など、できない。
そういう方は、「今、ここに、生きている」この事に、感謝をすることを勧めます。
死んでしまっては、何もかもが終わりなのです。幸せも終わります。
幸せだという、その概念も、死んでしまうと終わります。
生きてさえいれば。私たち人間は、幸せになることができるのです。
生きている。ただそれだけで、本当は素晴らしいことなのですから。