●初めての方はコンサルテーションから●

●ゲシュタルト療法のマインド●
今日は、私が大切にしている、クライアントとの「対等意識」について書くのですが、
その前に、ゲシュタルト療法について触れさせてください。
ゲシュタルト療法は、1950年代に、ユダヤ人の精神分析医フリッツ・パールズと、その妻ローラ・パールズによって開発されました。
この療法の概念には、
●「今、ここ」に焦点を当てる
●気づきの重視
●自己責任感覚
●感情の受容
●自己成長
●自分の行動、姿勢、呼吸、身体の感覚などの観察
などがあります。
さらにゲシュタルト療法では、
「クライアントとカウンセラーは、対等の関係だ」という、
いわばカウンセラーのマインドとして、大切なことを訴えています。
個人的な解釈ですが、
カウンセラーは「クライアントをなんとかしてあげよう、助けてあげよう」といった意識ではいけない。
クライアントも、「カウンセラーになんとかしてもらおう」という意識ではいけない。
互いに優劣がなく、上下関係ではなく、お互いが対等の関係である。
そして、お互いを尊重し、依存しあうことなく、
責任を持った態度で接してゆく。
こういった、姿勢なのです。
●人を助けようとは思わないこと●
私は、リンパマッサージや、エステ、指圧、足ツボなどのセラピストを
長年行ってきました。
そしてこの世界でも、お客様にも、常にこういった意識を持つことが大切だと学んできました。
「私が身体を楽にしてあげよう」ではなく、相手の自然な治癒力を信じて、こちらとしてはできることを、淡々と、かつ丁寧に、行っていく。誰でも、自力で身体がよくなっていく力を持っており、その方向にいくように、こちらはサポートするだけなのです。
この考えが身についていたので、「カウンセラーとクラインとは対等である」という、
ゲシュタルト療法を行う上でのマインドは、とてもしっくりきます。

●具体的な意識●
例えば、
上司だからといって、変にペコペコしたり、または納得がいかなくても、嫌われたくないから、怒られるからという理由だけで、言いなりになったりしない。
雇われている側の、主張するべきことは、きちんと主張する。
子供だから、親の言うことには従うことだ、と言う考えを手放す。
子供でも、1人の独立した人間として、対等に接する。何か訴えてきたならば、
頭ごなしにしからず、きちんと聞く。
難しいですか?
でも、自分だって対等に接してもらいたいなら、他人にもそう接するべきです。
今日からぜひ、対等な人間関係を創りたいなら、自分ならどうするだろうかと、
意識してみてください。
人と接する時に、上下関係ではなく、優劣をつけるのでもなく、
お互いを尊重すること。
全ての人間関係の構築において、大切なことであり、
カウンセリングにおいては、クライアントが成長してゆく過程において、
とても重要なことだと私は思っています。
初めてカウンセリングを受けられる方へ
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